Spent Pattrern
G.P.S - Golden Phesant Spinner
Hook SAWADA DU2 Golden Spinner #10
Tail Tippet & Dyed yellow hackle fibers
Body Golden Phesant yellow back stalk
Wing Ginger cock hackle tips tied in flat
Hackle Gollden Straw
北海道仕様のスペントパターンを試作。目指すはハックル厚巻きの大型サイズ。
フックはスピナー専用アップアイフックの品番最大サイズ#10。
課題①はテイルのマテリアル。ハックルを厚く巻くに従いテイルの本数を増やす
のが基本ではあるが、テイルに使える長さでハリのあるハックルファイバーは超
稀少。
そこで、ボリュームアップの為に足りない本数を短いファイバーで補い、2段階
で取り付ける裏技的な方法もあるが、今回は同時にフライのアピール度アップ
を狙い、異なる素材であるゴールンフェザント(以下GP)のティペットを追加。
ちなみに、これはクラシックサーモンフライに見られる、テイルのトッピングの上
にジャングルコックやインディアンクロウを重ねてボリュームとアピール度を増し
ている手法と同一です。
G.P.S - Golden Phesant Spinner
写真左はテイルをGPのイエローバックフェザーに代えたタイプ。美しい色合いで
ハリもあり、長さもまだまだ余裕がある。一方、耐久性では写真右のハックルフ
ァイバータイプが上回る。
課題②はボディーマテリアル。伝統的にR.I.R を始めとしたハックルストークが
重用され最適に思います。が、#10サイズともなると何せ入手困難。
そこで私的にはGPのイエローバックを使用。以前はGPティペットのストークを使
っていましたが、更なる大型対応も扱い易さもこちらの方が遥かに上。問題は色。
使用カラーはダイドイエローですが…
GPイエローバックナチュラル(表面)とダイドイエロー(裏面)
ハックルストーク同様、エナメル質の裏面を使用。
実はダイドカラーと言っても油性マーカーで塗るだけ。当初は反則か? と、一瞬
思いましたが、染料に浸して染めようがマーカーで着色しようがダイドはダイド。
この様なマテリアルの代用や着色については、眉をひそめる一部のベテラン諸氏の
ご立腹を承知の上で公開しましたが、捕獲禁止や取引禁止となるマテリアルも増え
ているようで、天然素材は年々入手困難になっているのが現状です。
また、これとは別に商業的には売れない物は仕入れないのが当たり前なので、CDC
やシンセティック素材が全盛のドライフライ市場では、スペントパターンに適したマテリ
アルの流通量は絶望的に薄いので、入手は大枚はたいても容易ではありません。
その為、ドライフライでは、なるべく天然マテリアルを使いたい私としては代用品
の一例として、いくつか記してみた次第です…
最後はサーモンフックに巻いた赤とんぼサイズ。隣の#10サイズをテイル長として
エルクヘアーを長短2段階で取り付け、ボディーはダビング材。これも実釣用です。
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